にょろ子ログ

神社に伝わる伝承、伝説、民間信仰、祭りが好物な蛇🐍

武甕槌命が休息した地に、光る石。この伝承だけで、白飯3杯はいける勢いの妄想ニョロ🐍

はい、にょろ子です🐍🎀

 

常陸国一之宮、鹿島神宮の御祭神

武甕槌命」が休息されたと伝わる

【神塚神社】をお参りしました。

茨城県東茨城郡茨城町下石崎に鎮座しております。

御祭神︰武甕槌命

(一の鳥居)
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「御由緒石碑より」

下石崎の産土大神と称え奉る神塚神社の御祭神は武甕槌命にて、社伝によれば武甕槌命、東国に下り給いし時、当地に休息せられて仮塚と云い伝えられ、後神塚になったと云う。


社に纏わる一奇説がある。

大同年間、当神社創建の際、武甕槌命の御遺しおかれた小石を安置したところ、夜な夜な光を発し地域民を驚かせた。

あるとき、この小石を盗んだ盗人が下総に逃げて行ったが異光に恐れてか印旛沼に投げ捨てたと云う。

沼の中に光る物があるとの噂に、漁師達がつきとめたところ当社の小石であり、村人これを聞いて早速厳かに迎え大神に詫びを入れたと云われる。

この神石、今も当社に鎮り村の守護に当っている。


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(二の鳥居)

この神塚神社には、四基の円墳で構成されていた神塚古墳群があるとか、今は二基の円墳との事ですが、蚊と戦ってたし、その時は知らなかったニョロ🐍💦
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夕方だったので、ちょっと薄暗い

静かな境内
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なかなかに特徴ある狛犬さん達

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(御本殿)

鰹木が五本、千木が外削ぎf:id:nyorokolog:20191003195435j:image

(茨城町の天然記念物の椎の木・御神木)
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(石造道標地蔵尊)

一の鳥居の前にいらっしゃいます
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後ろには「馬力神」「牛馬供養塔」等
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この三角の頂点に地蔵尊、三叉路ですね
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ここの南に「涸沼(ひぬま)」があります

涸沼から那珂川にかけての一帯が、常陸風土記「那賀と香島との境なる、阿多可奈湖(あたかなのみなと)」とあるところで「平津駅家」が置かれていたのではないかといわれている。

↓Flood Mapsで古代の海面を想像してみます。

阿多可奈湖(あたかなのみなと)と呼ばれていた一帯が見えてくる、涸沼はここにすっぽり収まってます。

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常陸国府があった、石岡の鹿の子で作られた武器、鹿島の塩、食料などを蝦夷討伐の為の補給路、海路としての阿多可奈湖=ミナトを利用し、陸奥国多賀城の最前線まで運んでいた、大串稲荷あたりから塩釜へ。

黒潮を渡っての航海は危険だったので、内海を使っていたのではないかと以前受講した講座で聞いたのを思い出すニョロ🐍


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最後に、神塚神社で咲いていた

彼岸花の写真を…


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にょろ子は、こう思うニョロ🐍🎀

武甕槌命が休息したとの説話が、連綿と伝えられ、残ってることに感動。

これだけで白飯3杯はいける勢いで、蝦夷討伐時代の補給路まで妄想できたニョロ🐍

伝説、伝承はほんと宝物ですね、感謝感謝🐍


闇に葬られた古代史 (じっぴコンパクト新書)

 

 


前方後円墳と東国社会: 古墳時代 (古代の東国)